TBS『ブレインサバイバー』米版、第39回米「エミー賞」ノミネート

2012.06.06

TBSの人気バラエティ番組『ブレインサバイバー』のアメリカ版“Brainsurge (ブレインサージ)”が、映画の「アカデミー賞」、音楽の「グラミー賞」と並ぶ、テレビで最も権威のある賞の１つ「エミー賞」にノミネートされた。

今回ノミネートされたのは、世界的にも有名な「エミー賞」の主要カテゴリーである「デイタイム・エミー賞」（午後2時〜同6時の放送番組が対象）の “OUTSTANDING GAME / AUDIENCE PARTICIPATION SHOW”（傑出したゲーム/視聴者参加番組）部門。

今回、同部門には、”Who Wants to Be A Millionaire“（『クイズ＄ミリオネア』）、”Wheel of Fortune”, “Jeopardy”など、いずれもアメリカや世界で著名な番組、計6作品が最終ノミネートされている。授賞式は6月23日、ビバリー・ヒルトン・ホテルで行われる。

『ブレインサバイバー』はTBSで2002年、期首期末の特別番組として3回放送された記憶力や知覚を競うクイズバラエティ番組。アメリカ版は番組の基本コンセプトを踏襲しつつ、子供向け番組として現地の出演者によって再構成されている。世界最大規模のキッズ・チャンネルNickelodeon（ニコロデオン）※1で2009年以降これまでに3シーズン、合計100話以上が制作されている。　

3シーズン目の“Family Brainsurge”は、親子チーム同士が互いに競い合うもので、世界的にも有名なCNNの元ホスト、ラリー・キング氏を始め、アメリカの人気俳優や女優たちが数多く出演している。また、アメリカ最大のショッピングセンター「MALL OF AMERICA」（ミネソタ州）内にある全天候型屋内遊園地では、アトラクションとしても採用されている。

『ブレインサバイバー』のフォーマット番販による現地版制作は、韓国、スペインを手始めに北米や中南米に広がり、これまでに70の国と地域に販売されている。ディスカバリー・キッズ・ラテンアメリカ社が手掛ける南米バージョンも好評を博しており、第2シーズンの制作に入っている。今回エミー賞にノミネートされたことで、さらに世界に拡がる可能性が高まっている。